
最愛のむすこが天国へ旅立ってからちょうど半年。今日が6回目の月命日となる。いまだに悲しみは癒えず、思い出せばまぶたに涙が溜まる時もあるが、こればっかりはもう仕方のないことだと思っている。だっておやじはそれだけむすこの事が大好きだったもんね。
別に毎日メソメソ、クヨクヨしている訳じゃなくて、むすこが目に見えぬ存在になってしまったということは受け入れているし、その上でおやじは普通に日常生活を送っている。ただ、悲しいものは悲しいし、その感情に無理に蓋をする必要もないかな、というのがおやじのスタンスなので、無理に立ち直ろうとか、絶対泣かないようにしようなんて思っていない。
だから、おやじが時々しくしく泣いていても気にするな、むすこ。
ただ、むすこはきっと今もなんだかんだ生前と同じようにおやじの後ろをベッタリとくっついて歩いているだろうから、じゃあ時々とーちゃんと出かけようぜ、という「おやじとむすこの小さな旅」、実は昨日、横浜方面での撮影が終わった後、大さん橋の方まで行ってきた。お目当ては停泊中の豪華客船ダイヤモンド・プリンセス。
桜木町駅前から大さん橋の近く(運河パーク駅)までは、横浜エアキャビンに乗って移動した。初めて乗ったが天気もよくとても気持ちよかった。



船と鉄道好きなおやじによる、「男の子は乗り物が好きだろう」というアンコンシャス・バイアスの塊みたいな意見でなんとなく乗り物好きに仕立てられたむすこだけど、きっと喜んでくれていると思う。
今回は赤レンガ倉庫側からダイヤモンド・プリンセスを見ることに。運河パーク駅に到着して少し歩くと、すぐに見えてくる。

もっと近くまで行ってみる。それにしても天気が良くて気持ちいい。

ダイヤモンド・プリンセスのお尻(船尾)。これがほんとのプリケツ。(ダイプリファンの皆さまごめんなさい)

前回の水上バス以来、これといったお出かけを出来ていないのが気になっていたけど、6回目の月命日を前に思いがけずむすこと船を見に行く事ができて嬉しかった。フェリーと違って、こんな豪華客船には気軽に乗船出来ないけど、それはさすがにむすこも分かってくれるでしょう(笑)。これからもとーちゃんと色んなとこに行こうな。
